モラハラをやめさせることはできるのか

 4G2A29810001モラハラ夫あるいはモラハラ妻(最近では、妻からモラハラを受けているという男性からの相談も増えてきました。以下では、モラハラ加害者と言うことにします。)にモラハラをやめさせるのは非常に困難です。

 モラハラ加害者は、そもそも自分の発言や言動は悪いとは思っていませんから、「やめて欲しい」とお願いをしたところで、受け入れてくれるとはまずありません。

 また、モラハラ加害者は、相手方を自分の思い通りに「支配」し常に優位に立っていないと気が済まない性格ですから、モラハラ加害者が話し合いに応じることは、基本的にはありません。話し合いをしたいと願うのは被害者だけで、加害者本人としてモラハラをやめなければならない理由がないのです。加害者の多くは「被害者が多少強気に出てきても、少し優しくしてやればすぐに機嫌を直すだろう」と考えていますし、機嫌の取り方もよく心得ています。

 本当に(一時的ではなく)加害者がモラハラをやめるためには、加害者本人が、「自分の言動が間違っていること、自分の方に問題があること」を理解し、「自分の言動によって相手を傷つけてしまった」ことを反省しなければなりません。しかし、ただでさえ自分の非を滅多に認めようとしないモラハラ加害者に対して、そのように思わせることは非常に難しいのが現実です。

 むしろ実際には、被害に遭われている方の方が「私が間違っている。私が悪いからこのような態度を取られるのだ」と思い違いをし、我慢をしてしまいがちだというのがモラルハラスメントの特徴です。

 ですので、まずはご自身で、自分が被害者だということに気付くことが非常に重要です。我慢をしていても、状況は悪化し、改善をしないどころか、ますますエスカレートしていきます。
 モラルハラスメントの被害にあわれている方は、一人で悩まず、まずは当事務所までご相談下さい。

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当事務所では、離婚が成立しさえすればよいというのではなく、依頼された方の離婚後の生活がよりよいものになるように、常にそれを見据えながら離婚案件の処理を進めます。

ご相談される方の話を丁寧に聴いて状況を正確に把握したうえで、離婚原因の問題、お金の問題、子どもの問題、それら問題ごとにご相談される方の置かれた状況を整理し、将来も 見据えたBestな解決策を示します。

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