早急に子の監護者指定の申立てを行い、親権を獲得し、調停で離婚が成立した事例
〇この記事を読むのに必要な時間は約2分38秒です。
【属性】(ご依頼者)女性 20代中半 職業 アルバイト
(相手方) 男性 20代後半 職業 会社員
【未成年の子ども】長男(4歳)
【同居・別居】事件依頼後別居
【財産】マンション(但し、オーバーローン)、預貯金数十万円
【解決までに掛かった期間】約9か月
【解決手段】調停 期日の回数:6回
依頼のきっかけ
依頼者は、相手方と口論となった際に暴力を受け、身の危険を感じたため、着の身着のままで自宅から逃げ出し、友人宅に避難した。その際に、子は自宅に置いたままにせざるを得なかった。依頼者は避難した翌日当事務所に相談に来た。依頼者の希望は、相手方と離婚し子の親権も取得したいとのことであった。
弁護士の対応
親権取得のためには、監護実績が重要となるため、子が通園している保育園から子を引き受け、子とともに実家に避難するよう指示した。
依頼者が子を保育園から連れて行ったことを知った相手方が警察に連絡したため、当職が当該警察署の担当者に連絡を入れ事情を説明するとともに、相手方に対し、当職の受任と相手方・子とその親族への接近・連絡をしないよう書面にて通知した。
依頼者は結婚当初から相手方から暴力を受けていたことから、DV保護命令の申立も検討したが、当職からと当該警察署の担当者への協力要請と当職の受任により、本件では相手方が暴力に及ぶ危険性は少ないと判断しDV保護命令の申立ては行わないことにした。
しかし、相手方が依頼者の避難先から子を連れ去る恐れがあったため、早急に子の監護者指定の申立てを裁判所に行うとともに婚姻費用分担請求の調停申立及び離婚調停の申立を行った。調停において、相手方に弁護士が付き、相手方が子の連れ去りや相手方の避難先への接近や連絡を行わないことを誓ったため、相手方による子の連れ去りの恐れは殆ど無くなったと判断し、子の監護者指定の申立てについては最終的に取り下げた。
結果
調停では、婚姻費用、親権、養育費が争点となり、特に相手方の親権に対するこだわりが大きかったが、最終的には、母である依頼者が親権者、その他の離婚条件も依頼者が納得のできる範囲で調停が成立した。
解決のポイント
子の親権や監護者に争いがある場合、特に子の連れ去りや取り合いが予想される場合には、子を手元に置くこと及び迅速な対応が必要であり、早期に法的手続きに乗せることが肝要である。
お客様アンケート
- 早急に子の監護者指定の申立てを行い、親権を獲得し、調停で離婚が成立した事例
- 面会交流の調停を申立てて面会交流のやり方や内容について見直すことができた事例
- 激しいDVを行う夫から逃げてきた依頼者を守るため、早期にDV保護命令の申立を行った事例
- DV夫から親権と財産分与を獲得した事例
- 法外な請求を退け、浪費家の妻への財産分与額を2分の1以下で抑えた事例
- 相手方との話し合いが困難な離婚問題を解決した事例
- 相手の暴言、暴力、異常行動、浪費が原因の離婚事例
- 子供の養育方針の違いから別居後、離婚が成立した事例
- 有責配偶者の相手方から離婚調停を申し立てられたが、婚姻費用・養育費・慰謝料・財産分与(自宅不動産)を取得し離婚することができた事例
- DV夫から慰謝料・財産分与等を取得し和解離婚が成立した事例
- 相手方から子の監護者指定・子の引渡し事件を申立てられたが、家裁調査官の調査結果に基づき、依頼者が監護権・親権を取得することが出来た事例
- 不貞行為者(有責配偶者)からの離婚請求で、相手方・裁判官に精一杯の誠意を見せることで、離婚を成立させた事例
- 面会交流の調停を申し立てられた事案で、第三者機関の立会型の利用を条件として認めさせた事例
- 夫からの長年に及ぶ家庭内暴力(DV)に対して、離婚調停と子の監護者指定を申し立て、ほぼ依頼者の望み通りの結果で解決ができた事例
- 相手方の不貞行為責任を交渉材料とし、離婚条件において実質的な利益を得ることを優先した事例
- 親権者である元妻が死亡したため親権者変更をした事例
- 弁護士に依頼することで、早期に依頼者が納得のできる内容で調停が成立した事例
- 慰謝料請求の示談交渉において、相手方の資力を勘案するなど現実的な対応をした事例
- 不貞行為の慰謝料請求を受けたが、相手方夫婦の状況等事実関係で大きく金額が変わった事例
- 離婚訴訟において、子の福祉に資することを丁寧に説明し、面会交流を認めさせた事例
- 有責配偶者である夫からの離婚請求について、離婚後の生活に困らないだけの経済的補償を条件に離婚を成立させた事例
- 財産分与について、依頼者の寄与度を根気よく主張することで、7:3の割合で調停を成立させた事例
- 早急に子の監護者指定の申立てを行い、親権を獲得し、調停で離婚が成立した事例
- 協議で応じる態度がない相手方に対して、速やかに調停を申し立てることで解決できた事例
- 明確な離婚原因はなかったが、2回の調停で離婚を成立させた事例
- 法律上の離婚原因は乏しかったが、離婚調停に引き出すことにより、離婚を成立させた事例
- 不倫していた夫から十分な養育費と自宅を確保して離婚することができた事例

当事務所では、離婚が成立しさえすればよいというのではなく、依頼された方の離婚後の生活がよりよいものになるように、常にそれを見据えながら離婚案件の処理を進めます。
ご相談される方の話を丁寧に聴いて状況を正確に把握したうえで、離婚原因の問題、お金の問題、子どもの問題、それら問題ごとにご相談される方の置かれた状況を整理し、将来も 見据えたBestな解決策を示します。