慰謝料請求の示談交渉において、相手方の資力を勘案するなど現実的な対応をした事例
【属性】(依頼者)女性 40代 職業 パート
(相手方)女性 30代 職業 会社員
【未成年の子ども】依頼者に1人
【同居・別居】依頼者と夫は離婚協議中
【年収】相手方年収 約350万
【解決までに掛かった期間】約11か月
【解決手段】協議(示談) 期間 約3カ月
【依頼のきっかけ】
依頼者は、相手方の夫との長期間に渡る(約2年3か月)不貞行為を知り、夫との離婚を決意し離婚協議中とのことであったが、夫とは別に相手方女性に対しても慰藉料を請求したいということで、当職に相談後、相手方に対する慰謝料請求を当職に依頼された。
【弁護士の対応】
当職は、受任後、相手方女性に対し、受任通知を発送し相手方女性と示談交渉を行った。本件慰謝料の金額は300万円を相当と考えたが、相手方女性の資力を勘案し、相手方に対しては150万円を下限とし交渉を行った。残り150万円については依頼者と夫の離婚協議において請求するものとした。
【結果】
相手方が依頼者に対し慰謝料150万円を支払う旨の示談が成立した。なお、当該示談書においては、念のため、本件示談をもって後日夫に対する慰謝料請求に支障が生じないように、依頼者が別途夫に対し慰謝料請求を行うことを妨げないという趣旨の条項を設けた。
【解決のポイント】
慰謝料請求の示談交渉においては、相手方の資力を勘案するなど現実的な対応をすることが必要な場合がある。また不貞行為相手方の他に配偶者に対しても慰謝料請求を考えている場合には、念のため、不貞行為相手方と示談を成立させる際には、配偶者に対する慰謝料請求に支障がないように配慮しておくべきであろう。
お客様アンケート
- 慰謝料請求の示談交渉において、相手方の資力を勘案するなど現実的な対応をした事例
- 面会交流の調停を申立てて面会交流のやり方や内容について見直すことができた事例
- 激しいDVを行う夫から逃げてきた依頼者を守るため、早期にDV保護命令の申立を行った事例
- DV夫から親権と財産分与を獲得した事例
- 法外な請求を退け、浪費家の妻への財産分与額を2分の1以下で抑えた事例
- 不貞行為者(有責配偶者)からの離婚請求で、相手方・裁判官に精一杯の誠意を見せることで、離婚を成立させた事例
- 面会交流の調停を申し立てられた事案で、第三者機関の立会型の利用を条件として認めさせた事例
- 夫からの長年に及ぶ家庭内暴力(DV)に対して、離婚調停と子の監護者指定を申し立て、ほぼ依頼者の望み通りの結果で解決ができた事例
- 相手方の不貞行為責任を交渉材料とし、離婚条件において実質的な利益を得ることを優先した事例
- 親権者である元妻が死亡したため親権者変更をした事例
- 弁護士に依頼することで、早期に依頼者が納得のできる内容で調停が成立した事例
- 慰謝料請求の示談交渉において、相手方の資力を勘案するなど現実的な対応をした事例
- 不貞行為の慰謝料請求を受けたが、相手方夫婦の状況等事実関係で大きく金額が変わった事例
- 離婚訴訟において、子の福祉に資することを丁寧に説明し、面会交流を認めさせた事例
- 有責配偶者である夫からの離婚請求について、離婚後の生活に困らないだけの経済的補償を条件に離婚を成立させた事例
- 財産分与について、依頼者の寄与度を根気よく主張することで、7:3の割合で調停を成立させた事例
- 早急に子の監護者指定の申立てを行い、親権を獲得し、調停で離婚が成立した事例
- 協議で応じる態度がない相手方に対して、速やかに調停を申し立てることで解決できた事例
- 明確な離婚原因はなかったが、2回の調停で離婚を成立させた事例
- 法律上の離婚原因は乏しかったが、離婚調停に引き出すことにより、離婚を成立させた事例

当事務所では、離婚が成立しさえすればよいというのではなく、依頼された方の離婚後の生活がよりよいものになるように、常にそれを見据えながら離婚案件の処理を進めます。
ご相談される方の話を丁寧に聴いて状況を正確に把握したうえで、離婚原因の問題、お金の問題、子どもの問題、それら問題ごとにご相談される方の置かれた状況を整理し、将来も 見据えたBestな解決策を示します。