エネ夫の特徴とは？エネ夫のチェックリストや対処方法について弁護士が解説
エネ夫の特徴
エネ夫とは、エネミ－（敵）と夫を合わせた造語で、妻の味方をするどころか、妻を苦しめる夫のことを指します。
エネ夫という言葉は、まだご存知ない方も多いと思いますが、特に新たな種類の言葉というよりも、例えば、
①マザコン夫が姑の肩ばかりもち、妻を一方的に悪者扱いするなどマザコン夫とも言えるケース、
②マザコンではないが、姑や舅の嫁（妻）に対する過酷な扱い（まるで家政婦や奴隷のような扱い）を見て見ぬふりをし、妻が夫に不満を漏らすと逆切れしたりするケース、
③妻の友達（いわゆるママ友）などを必要以上に褒めちぎる一方で、「それに比べお前は！」と人格攻撃をしてくるケース
など、本来妻を庇うべき夫が妻を貶める夫のことを広く指す言葉と理解してよいと思います。
これら、エネ夫に対する対処方法は、マザコン夫、モラハラで説明しましたことと重なることが多いですので、>>マザコン夫の特徴、>>モラハラの箇所も参照してください。
このようなエネ夫に対し、我慢し続けていた方が精神的に疲労困憊となり、離婚を考えられ、当事務所に相談にこられる方も多くいらっしゃいます。ところが、エネ夫は妻が離婚したいと言っても、認めないこと多く、話し合いで解決することができないケースがあります。
特に、①②のケースのような場合、エネ夫の姑（舅）が色々と口出ししてきて、余計にややこしくなっており、妻の精神的な疲労も限界に達している場合が少なくありません。このような場合、解決手段としては、調停や裁判に限られてくるでしょう。
エネ夫との離婚を考えている方は、当事務所にご相談ください。当事務所は、あなたが有利な条件で離婚する方法を提案いたします。
エネ夫のチェックリスト
妻の人格と意見を否定する項目（モラハラ的要素）
1. 妻への批判・否定的な発言の常態化
妻の考えや行動に対して、改善点を示すのではなく、頭ごなしに否定したり、人格を貶めるような発言を繰り返す。
2. 公衆の面前での妻への非難
親族や友人の前など、第三者がいる場所で妻の欠点や失敗を意図的に暴露し、妻の立場を悪くする。
3. 責任を回避し、謝罪を強要する
夫婦間の問題において、夫自身に非がある場合でもそれを認めず、妻が折れて謝罪するまで責め続ける。
4. 子どもを巻き込んで妻を孤立化させる
子どもの前で妻の悪口を言ったり、妻を責めるような言動をとったりすることで、家庭内での妻の孤立を招く。
5. 妻の意見を軽視する
家族に関わる重要な決定事項であっても、妻と十分に話し合おうとせず、夫の考えを一方的に押し通す。
妻の立場を軽視する項目（親族関係）
6. 義両親による不当な扱いの黙認
夫側の親族から妻が不当な扱いを受けている状況を見ても、妻を積極的に擁護しようとしない。
7. 妻が助けを求めても拒否する
妻が義両親との関係で苦しんでいると訴え、介入を求めても、「家族の問題だ」として妻の要請を拒否する。
8. 義両親による妻への過剰な要求を放置
義両親が妻を家庭の奉仕者や使用人のように扱っていても、その状況を許容し、妻の負担を増やす。
9. 妻の実家・友人への敬意の欠如
妻側の両親や親しい友人に対し、軽蔑的な態度をとったり、公然と馬鹿にするような言動をとる。
10. 親族の都合を絶対視する態度
自分の親族の都合や要望を、妻自身の希望や家庭の事情よりも常に優先させる。
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